地上型レーザースキャナー
地上型レーザースキャナーとは
地上型レーザースキャナーは、広範囲を短時間でかつ高精度で行う、3次元計測技術です。取得された3次元データには、同時に取得される画像データにより色情報及び反射強度の情報も付与されます。この取得された3次元データを用いることにより、地形図や縦横断図の作成、構造物の形状や欠損箇所の把握、文化遺産計測や3次元モデリング等、様々な業務に活用することができます。また、UAV写真測量では補完しきれない樹木の影や橋梁下などを地上型レーザースキャナーと併用し、データの合成を行うことで、360°可視化を可能とし、一層の効率化が実現、より精度の高いデータの提供が可能になります。
地形計測
地上型レーザースキャナーにより得られた3次元データは様々な活用が期待できます。土木工事における度量管理、処分場の埋め立て量や防砂ダムの堆積量等の計測、また、3次元データを用いることで、断面図の作成、出来形管理、ICT建機に入力する地形データとして利用できます。
災害復旧
災害時における地形計測や方面の計測にも地上型レーザースキャナーは有効です。被災箇所や急な勾配の斜面など、人が近づけない危険な場所での計測にも適しています。また、地形計測では定期的な計測を行うことで、斜面当の軽所変化やクラック等の経年変化の把握などにも活用することが出来ます。
構造物計測
構造物の三次元データを得ることで、構造物の詳細な形状から、修復箇所の位置の特定、構造物の欠損部の形状やサイズの把握等、多岐にわたり利用できます。
また、洞窟やトンネルなどの構造物をはじめ、高架下や橋脚、橋台の壁面や触れることのできない文化遺産など、今までの測量方法では観測が困難だった場所での測量作業が容易になります。
３次元点群データ（静止画）
３次元点群データ（動画）
このような動画での表現も可能です。
保有機種
名 称 ： TOPCON社製 3Dレーザースキャナー
機種名 ： GLS-2200